住まいの知識:木造2階建て住宅の構造計算について

住まいの知識:木造2階建て住宅の構造計算について

住まいの知識:木造2階建て住宅の構造計算について 住まいの知識として、木造の新築戸建住宅を建てる際の構造計算について解説いたします。新築の住宅を建てる時には、設計者(建築士)が役所に対して提出する書類があり、この手続きのことを建築確認申請といいます。この申請図書の中に建物が地震に対して十分に耐えられるということを計算で証明した構造計算書というものが含まれます。

現在の建築基準法では木造2階建ての住宅においての構造計算には2つのパターンが認められています。多くの設計事務所では木造2階建ての住宅の場合は「壁量計算」という構造計算を行い、確認申請に添付しています。この壁量計算は中学生レベルの数学が出来れば十分に計算可能なレベルで、あとは構造設計者による裁量で接合部などの形式を設定するといった簡易的なものになっています。もう一つの計算パターンとしては「許容応力度設計」という構造計算があります。これは建築物の部材一つ一つが地震時の力に耐えうるかどうかを確認するという詳細計算となっており、信頼性としてはこの許容応力度計算の方が高いです。

建売住宅の多くは簡易的な壁量計算で行っていますので、選択の余地はありませんが、売建て住宅や自由設計で家を建てたい方で、より信頼性の高い許容応力度設計で検討してほしいという方は構造計算方式を指定してみるという選択肢があります。この場合多少費用が上がりますが、建物の安全性を重視する方には重要な事項となります。